施設における農および6次産業化への取り組みについてのアンケート調査結果

農業活動の取り組み経緯と売上高 §2

農業活動の売上高、費用

1)農業活動の売上高、費用

農業活動開始時の初期費用の分布をみると、100万円未満が52.0%を占めている一方、1,000万円以上も18.5%に達する。平均費用は707万円で、最大値は3億4,900万円(主たる農産物がキノコ類の事業所)である。

比較的初期投資を少なくして、農業活動を始めている事業所が多い。【問24】

2)費用構成

農業活動の費用構成をみると、「職員人件費」が最も大きく費用全体の49.8%を占め、ついで「工賃」(18.1%)、「農業資材費」(15.1%)、「その他諸経費」(12.1%)の順となっている。

通常、職員人件費は費用でなく報酬となるが、本調査では一般の農業生産と同様に費用として調査を行った。その結果、職員人件費がかからない分(費用の約5割)、事業所の農業活動は一般の農業生産より、有利な条件にあることが分かる。売上を伸ばすことができれば、工賃をより上げていくことができる可能性が示唆されている。【問24、25、26】

表7 農業活動の初期費用、年間売上、費用等

 N (施設数)合計 (万円)構成比 (%)平均値 (万円)
合計195192,764100.0989
初期費用200141,316--707
売上高 (訓練給付金 除く)26599,365--375
     
工賃19534,82618.1179
職員人件費 (訓練給付金 含む)19596,03749.8492
農業資材費19529,05715.1149
機械等 減価償却・リース費1955,2272.727
施設等 減価償却・リース費1952,6431.414
地代1951,6030.88
その他諸経費19523,37112.1120
3)年間売上高の分布

農業活動の年間売上高の分布をみると、100万円未満が46.4%、1,000万円以上が10.2%である。平均売上高は375万円で最大値は7,935万円(主たる農産物がキノコ類の事業所)である。

自給農業活動およびその延長にある農業と、収益事業として取り組む事業所に分かれている。