施設における農および6次産業化への取り組みについてのアンケート調査結果

6次産業化等への取り組み

農産物の加工・販売等への取り組み

自事業所で生産した農産物を利用し自営で加工・飲食店事業などに取り組んでいるか否かについては、「取り組んでいる」が44.4%、「取り組んでいない」が53.8%である。主たる農産物別にみると、畜産(75.0%)、果樹(66.7%)、米(60.0%)などの取り組み割合が比較的高い。

4割強が6次産業化に取り組んでおり、乳製品やジャムや菓子などの加工食品を製造していると考えられる。 【問31】

取り組み内容

農産物の加工・販売等に取り組んでいる事業所について、取り組み内容をみると、「食品加工に取り組んでいる」が76.6%、「直売所・ネット・通での販売に取り組んでいる」が28.2%、「飲食店運営に取り組んでいる」が12.9%となっている。

6次産業化への取り組みとしては、加工 > 販売 > 飲食の順となっており、これまで多くの事業所が取り組んできたクッキーやパンなどの食品加工技術や施設を利用し、農産物を加工する事業所が多いと予想される。【問31】

加工品目

加工品目は「漬物」35.5%と最も多く、ついで「ジャム」(21.0%)、「クッキー」(13.7%)など。

野菜や果物を利用した「漬物」や「ジャム」が多いが、「その他」が51.6%あり、多様な食品加工を行っていると予想される。【問32】

農産物廃棄物の利用

農産物廃棄物の利用方法をみると、「廃棄(農地へ)」が30.8%、「肥料」が18.3%となっている。【問33】

農産物廃棄物の利用

加工・飲食事業と農業活動売上高

農業活動の売上高を加工・飲食事業への取り組み状況別にみると、取り組んでいない事業所(つまり農業生産だけの事業所)の場合平均売上高は354万円であるのに対し、取り組んでいる事業所の場合515万円と大きく拡大しており、6次産業化を図ることによる売上効果は大きいといえる。

また、6次産業化を図る場合においても、「食品加工だけ」の事業所では353万円であるが、「直売所・ネット・通信販売」をあわせて行う事業所では732万円となっており、直販による売上効果が期待される。なお、「その他」には飲食店事業を行う事業所を含んでいるが、平均売上高が362万円と低い。これは、事業所で運営している飲食店は零細規模のものが多いと考えられ、売上に貢献するには至っていない状況を示すものとみられる。【問31】

表8 農業活動の売上高|加工・飲食事業への取り組み状況別

取り組み状況平均値/1施設
事業に取り組んでいない施設(農業生産のみ)354万円
事業に取り組んでいる施設515万円
食品加工のみ353万円
食品加工+直売所・ネット・通信販売732万円
その他362万円