施設における農および6次産業化への取り組みについてのアンケート調査結果

農業活動の効果 §1

農業活動に取り組んだことにより障害者の身体や精神に変化があったか否かについては、最も効果があったのは「精神の状況」であり、「よくなった・改善した」の割合が57.3%に達している。

ついで「身体の状況」(45.0%)、「知的障害の状況」(26.2%)、「精神障害の状況」が(26.0%)、「身体障害の状況」(13.4%)の順となっている。一方「悪くなった・悪化した」とする事業所はほとんどない。【問47】

農業活動の効果

農業活動による障害者への効果として、「就労訓練」が47.7%と最も多く、次いで「地域住民と交流ができるようになった」(38.4%)、「コミュニケーション向上」(32.6%)、「自分に自信が持てるようになった」(31.9%)の順となっている。

就労訓練とそれによる自意識の向上、さらには人や地域とのコミュニケーション能力が高まっている。【問48】

以下、「就労訓練」と「地域住民と交流ができるようになった」のそれぞれの回答割合を事業所の特性別にみる。

【主たる農産物別】
就労訓練については畜産が高く、地域住民交流については逆に畜産で低い。
【加工・飲食取り組み内容別】
就労訓練については飲食店運営する事業所で高いが、地域住民交流については逆に飲食店運営で低い。
【新しい農業取り組み内容別】
就労訓練、地域住民交流のどちらについても高付加価値農業や減農薬有機農業での割合が高い。

飲食店の運営は地域住民との交流より、就労訓練に効果が認められる。収益や環境・健康にかかる意識を持って取り組む事業所では、就労訓練および地域住民との交流に結び付いている。