障害者就「農」にかかる事例紹介 §1

株.あいとうふるさと工房

(1)法人概要
設立平成25年3月
代表代表取締役社長 野村正次
本部滋賀県東近江市小倉町1975-2
事業内容株式会社

あいとうふるさと工房は、福祉支援型農家レストランとして営業を開始した。地域の高齢者が身につけてきた郷土料理や食文化の継承が高齢化により課題となっていることから、高齢者を雇用し、こうした知恵や食文化を提供する農家レストランを整備し、多世代の交流を促す場としている。

障害者・高齢者・地域住民のために交流・就労・介護支援を行う「あいとうふくしモール」の拠点の一つとなっている。

(2)調査日/対応者
平成25年12月9日/野村正次氏
(3)調査目的
農村地域の生活課題解決に取り組む事例について実態調査を行った。
(4)調査内容

① 高齢者の働き拠点(レストラン内)

  • 高齢者の生産する地元食材を活用した郷土料理の提供
  • 市内のデイサービスセンターへの昼食・おやつの提供
  • 働く若い世代を応援する惣菜の販売
  • 高齢者への配食サービス

② 多世代のサロン拠点(レストラン内)

  • 地域の高齢者が立ち寄れ、地域の食・暮らしを伝える場
  • 地域の子供たちへ旬の農産物を感じる食育の場

③ 郷土食の伝承・製造拠点(レストラン内・厨房)

  • 郷土料理の技の伝承の場、多世代の交流の場
いずれもまだ開始したばかりで、主な収益源は視察受け入れ料、昼間のレストランおよび売店での収入、デイサービスセンターおよび高齢者宅への配食となっている。郷土料理のレシピは250種類を集めている。
(5)今後の展望
現在は視察も多いが、この2、3年でピークをむかえることが予想される。レストランや配食等による事業収益をあげていくことが求められる。また、地域の高齢者が通うことができる交通手段をどのように確保するか、障害者および子供との交流企画の充実が求められる。これから注目される先進モデルであり、今後の発展が期待される。